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ヴィンテージを知る
ぶどう栽培にとってよい天気が続いた年は、いわゆる「あたり年」と言われます。それにあたり年のワインは若いうちは渋みが強くて飲みにくい場合もありますし、造り手がぶどうを収穫する時期がちょっとずれただけでもワインの味に大きく影響することもあります。ヴィンテージとは、そのワインの原料となっているぶどうが収穫された年のことです。逆に天候に恵まれなかったはずれ年では、ぶどうの酸味が強くなりワインの味わいは軽めになります。
あたり年のワインは長期熟成に耐えるので、何十年も前のワインがまだ生き生きとしていたりします。ただし、はずれ年と言われる年のワインやブレンドしたワインを長い期間寝かしておいても、熟成によって味わいが向上することは期待しない方がよいでしょう。一方、よいヴィンテージのワインは熟成に時間がかかります。ジーンズを購入するときによくヴィンテージという言葉を聞きますが、ワイン選びにおいてもヴィンテージは大きな要素の一つとなります。
あたり年のワインにこだわる人も多いようですが、注意しておきたいのはあたり年のワインがすべておいしいかと言うと、そうとも限らないということです。天候に恵まれ良いぶどうができたとしても、造り方によってはぶどうの良さを生かすことができずに良質なワインはできないかもしれません。あたり年かどうか、だけでなく、ヴィンテージを手がかりにしてそのワインの飲み頃を見極めることもおいしく飲むためには大切なことです。
あたり年は一般的に日照量に恵まれぶどうがよく熟すので、糖度も高くなり、濃厚な味わいのワインができるのです。ぶどうの出来の良し悪しは天候に大きく左右されるので、そのぶどうから造られるワインの味ももちろん影響を受けます。逆にはずれ年のぶどうでも、造り手の腕によってあたり年以上と言われるワインを造り出すこともできるのです。
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